2000.07.22
Jeff Richman with Simon Phillips
Jeff Richman with Simon Phillipsを見に行った。
場所はBaked Potato Hollywood。メンバーは、Jeff Babko(Pf),Tom Kennedy(Ac.Bass),Brandon Fields(SAX),Simon Phillips(Dr),Jeff Richman(Gtr)。
なんと言っても、凄かったのはGroove。
Simon Phillipsは始めて本物をみたが、華奢な体なのにgrooveがうねってまるで生きているようだった。デカい音が出せるドラマーなのでダイナミクスが凄かった。それにスイングもめちゃ上手い。びっくりした。TOTO ばかりじゃないんだね。
さすがでした。bassの兄さんもAc.Bassで物凄いgrooveを造り出し、PFのJeff Babkoは何とLAMAのacounting manager Guadaの彼氏なのだが、最近Simon PhillipsとレコーディングしたCDがヨーロッパで発売されたらしい。その曲も演奏したがとてもかっこいい曲だった。しかも、PFのプレーヤーとして素晴らしい演奏だった。多分まだ20代中盤と思われる。Calif. Artsで勉強したと言っていた。(どんな学校かちょっと興味でてきました、、、、)。このCD、Internetで買えるそうなので、チェックしなければ。
Brandon Fieldsはいわずと知れた大御所だが、爆発フレーズは全然年を感じさせない。これまたぶったまげるかっちょいいソロを連発していた。
Jeff Richmanの曲が多かったが、彼の演奏はバックプレイヤーが凄すぎて押されぎみだった。ギターと言う楽器の宿命というか、サックスとピアノが凄い場合はギターは辛いんだよな、、、と言うのを思い出した。でも、Richmanの緊張感のある演奏は大いに楽しめた。
私は、Junji氏にも語ってしまったが、
と言う事実に驚いていた。Junji氏いわく
と感心していた。
Junj氏はまだ来て日が浅いので、いちいち日本のミュージシャン全般と比較しては感動している様子だったが、そのうちこれが普通になる日がすぐにくるだろう。
アメリカを見た日本のミュージシャンが口々にいう「本物」の意味を十分感じ取っているようだった。よかったよかった。これからしばらく本物の中でもまれて本当の音楽の楽しさと厳しさを勉強できるね。
今日のライブでのもう一つの感動は、インタープレイだ。文面では伝えきれなくて残念だが、みんな人の音を良く聞いていて、常に素晴らしい音楽が途切れることがない。
物凄く良くアレンジされたクラシック音楽を聞いているような美しいハーモニーがどの瞬間を切り取っても広がっていた。ここまで完成度の高いジャズはそうそう聞けるもんじゃないと思った。ピアノとギターとサックスという上もの編成なのにちっともうるさくないし、しかも三つがとても上手く融合していた。
やっぱり私も根本的に、こういうリズムセクション(ビートやグルーブ)のJazzやFusionをやりたい。
ここにいると、毎日がこういう刺激に満ちているし、自分に音楽的に必要なことが明確に見えてくるので、それを目標にコツコツ練習するのみ、そしてライブでどんどん試していく。(おばさんなので、がんばり過ぎるとへたるのが玉に傷だが)。
そんな基本的なことが当たり前に存在する世界。良いライブには本当にいろいろな刺激を与えられます。