2000.07.08
Mike Miller
Mike Millerというギタリストのバンドを見に行った。またもやベテラン、白髪の髪の毛の爆発したおっちゃんだった。
BassはJimmy Johnson,
DrはRalph Humphrey。
LAMAの先生(Bill)が「彼はLAで一番上手いギタリストで作曲家だ。見ない手は無い」と言っていたので、期待し過ぎたためか、はじめの2曲は「げげ、昔のフュージョンじゃん」と思って見ていたが、バラードやらジャズやら弾いていくうちに「ひょっとしてこの人はすごい上手いオヤジかもしれない」となり、派手な曲でのリズムをぐんぐん引っ張って行くリズム感の良さには恐れ入った。バックのサポートも見事の一言。
曲は、LAサウンドなので、6/8、10/8、9/8とか、ランダムに来るんだけど、ドラムもベースも少しも揺れないんだ、これが。その上を行くリズムの切れでギターが引っ張っていく。後半に行くに従って曲も面白くなってきて、全然飽きなかった。
そういえば、今日のJeffの名言を一つ。
彼は、BerkleeでBill Frisellと同期だったのでセッションをしたとき、物凄く気持ちよく弾けて自分が上手くなった気がしたという。帰りの電車のなかで何でこんなに良い気分なのかを考えていたら「相手が、自分の音を物凄く良く聞いていて、素晴らしいサポートをした」という事実に気付いて唖然としたらしい。
それと同じことが、ストリートミュージシャンのサックス弾きの時にも起きたと言う。(これは、Jeffが学生の頃の20年位前の話。今は、年中こういう気持ち良い演奏をしているわけだ。音楽はグルーブ命だよな、やっぱり。)
この話は、非常に興味深い。
バックのサポートが一丸となってはじめて、Soloistは気持ちよく実力を発揮出来る。Soloistに素晴らしい演奏をさせるように、サポートする人は常に他の音に気を配って、音数、音量、空間をコントロールする。これで初めて瞬間の芸術である音楽が完成する、、、と。
Jeffの場合は、Leadを取った自分よりも、サポートしていたBill Frisellの方が何倍も音を聞く点で優れていると悟ったということ。この類いの話は、Private Lessonの時にも、聞いていた。そして今日の今日なので、そんなことを考えながら今日のLIVEを見ていた。
「げげ、ちゃんと奴らはそれをやってのけている、しかも殆ど初見、しかも変拍子、しかも音楽的に完璧!」見に来た生徒達と、ステージ合間に話していたが皆ため息をついていた。すごく音楽の奥深さを見た。
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