2015.04.27
2015年3月 Berklee音楽大学を再訪しました♫ ボストン編 #1
25年ぶりの母校を再訪しました。
今回の学校見学の行程で、一番最初の訪問地となりました。NY経由で夜の到着だったため、行動は翌日からとなりました。
Berkleeに関しては、「卒業生特権?(笑)」で、入り口のセキュリティーも交渉で突破出来るだろう、、、等と考えていたので、キャンパスツアー(ボランティアの学生が学校内を案内してくれる見学ツアー)がある事などもろくに調べずに、とりあえず行けば何とかなるだろう、、、的発想で、ボストンに来てしまった。夜ホテルで入学に関するページ等を見ていて、「私が学生の頃より、学校の建物自体が増えてるし、科の移動があったり、コースが増えていたり、はたまた大学院までできているらしい、、、どの建物に何の科が収まっているのか、自分で全て把握できないかもしれない、、、、」と思い始め、急な事なので、朝一で入学事務局に電話をして、その日のツアーに参加したいと希望を伝えてみた。そしたら、「11時に内田ビルのオフィスに来て。」ということになった。
1日目は、天気もよく、春らしい陽気で外出にはいい感じ。相変わらず、空気が乾燥していてアメリカ本土だなあ、、、と。
11時までは少し時間があるけど、レストランで食事をするほどの時間もなかったので、近くのスーパーでサンドイッチを手に入れ、内田ビルへ。入り口のセキュリティーに、キャンパスツアーに来た旨を伝え、テーブルがあって食事をしてもいいスペースを聞くと、3階(だったとおもう)にテーブルがあるから、そこならOKとのことで、そこで食事をしながら、まわりの様子を見ていた。
そこは、6帖程のミーティングスペースで、バーにあるような背の高い丸テーブルと椅子のセットが2つあり、そのすぐ横にはアンサンブルルームが3つ、その奥には扉があって更にいくつかの部屋があるようだった。時々、先生や学生が出入りしていた。写真撮っとけば良かったけど、旅の始まりで躊躇があり、、、ごめんなさい(汗)
時間になって、Admission Office(入学事務局)へ。
壁には、学校案内が、綺麗に並んでました。一通りもらって帰って来たので希望の方にはお見せ出来ます。
宣伝のディスプレイモニター。画像がどんどん変わって行く。いつのまに、こんな近代的に、、、、
学生ボランティアと思われる韓国系アメリカ人っぽい女性の方が、まずは、このビル内を案内してくれました。図書館とか、校内ラジオステーションのブース等がありました。ツアーに参加しているのは、高校生位の子供と一緒に参加している私と同年代の親多数。なので、私自身、全く浮く事なく集団に混じって楽しんでました(笑)
年齢的に、卒業生だと言い張ってセキュリティーを突破する方が、今考えればヤバすぎる選択だった事に気付き、ホッとしたのも事実(笑)初日にそれに気がついてラッキーだった。これから、色々な学校を見に行くのだから。
ここで私自身、写真を忘れて案内の女性の話しに集中していた自分に気付く。久々の東海岸、それもネイティブが超絶早口で話す英語に触れ、よくもこんな環境に、若い私は英語もろくろく話せない状況で来たものだ、、と当時を振り返ってしまった。若さのエネルギーと、解るまで食らい付く根性で乗り切っていた記憶が蘇る(笑)
Mass Ave. 角にあるBank of America。私は英語学校の時に作ったBaybankに口座を持っていたが、Bank of Bostonと合併して、Bank Bostonになった模様。だから緑のATMを見かけなかったんだな〜。当時の金利がすごくて、来学期の学費を口座に入れておいたら1ヶ月金利で生活費を まかなった記憶がある。でも1ドル160円だったけど、、、。もうそんな時代は来ないね。
バンカメの向かいのバークリーのお金を管理する部門。今もそうかな(学生が学費を納入する以外には基本、用の無い場所です)。
ですがこのビル、バークリーを象徴するショット。学校案内の写真にもよく使われてるみたい。
卒業生が懐かしがって『お〜』という角度で1枚。
更に1枚。
はい、こちらが150 Massachusetts Ave. バークリーのメインアドレスとして使われる建物。もちろん私が通っているときもありました。ここはかつて、グループでの理論や作曲編曲クラス、アンサンブ ル室、練習室、シンセラボ、図書館、レコーディングルーム等があり、基本、毎日ここに通っていました。
入り口を入ってすぐ。元々古いホテルを改造して作られているので、正面下方に見える、赤っぽいのがフロントの名残。その手前はロビーになっていて、かつて円形のソファーがあり、そこで時々小曽根真さんをみかけたりもしました。私よりは随分先輩ですが、、、。ポールマッカートニーバンドのドラムAbe Laboriel Jr. とシンセ科で同じクラスを受講していたり、Scott Kinsey (Triabal Tech他のキーボード)も同期。ドラマーのJohnny Rabbは私の卒業ライブで素晴らしい演奏してくれました。そんな思い出が一気に蘇る景色です。だって、毎日下りた階段、見た景色ですから(笑)
ですが、今回は、特にロビーに下りる事無く、スルーで上階へ、本当は一番思い出深い場所なので、じっくり見て回りたかったのだけど、新入生に対する宣伝目的のツアーなので、ボロいビルは「ささっと素通り」感が否めなかった。卒業生の私のなつかしがりツアーでは無いのだ(笑)
二階に上がると、メディアラボなるコンピュータールーム。もう、いちいち宣伝用のモニター、学校の中に要るのか?と思いながら撮影。コンテストの告知だとこの記事を書いていて思った。壁の宣伝みたいにみえるのってどうなの。
CUEの講師で、一番最近の卒業生である清水君の話しによると「アップルが無料でどんどん学校にPCを寄付し、学生がそれに慣れる事で将来の顧客を創造す る」という戦略らしい。私も、少しだけシンセ科のクラスを受講して基礎を学んだ際に、ラボの管理者からそのような話しを聞いた事がある。当時のMacは高 価な代物で、学生レベルでは持っているだけで羨望の眼差しだったし、盗難を皆が恐れていた(笑)しかし、現在は入学と同時に、必要なソフトがバンドルされ たMac book proを買うのが必須だそうだ。確かに今時PC無しで音楽は無理、連絡も無理、生活が無理だものね。宿題も教授と添付ファイルでやりとりするとのこと。ま あ、そうだろうな〜。15年位前のCUEの卒業生をBerkleeに送り出したときも既に、「Macを入学時に全員が買うんです〜」みたいなことは言って いた 気がする。
そして、こちらは何かのクラスの様子。静かに講義が進んでいました。
練習室の入り口。この奥に、半畳程の管楽器の練習室と、1帖程度のピアノルームが並んでいると想像(記憶を頼りに、、、)。
赤い壁のリノベーションに、違和感を感じるが、モダンにリニューアルしたのだろう、、、きっと。
通路はさすがアメリカ。デッカい人でも、コントラバス持っていても余裕で歩ける広さ。
さて、次は、最近オープンしたという、最新のビルへ。写真奥、背の高い茶色と緑(ガラス)のビルです。
これは、清水君も工事中の外観しか見た事が無いと行っていた建物。内部を公開致します(笑)
入り口を内部から撮影。セキュリティーのおっちゃんが居ますね。
内部へどんどん進んで行きます。
一階のロビー。新しくてとても綺麗。
ロビー入ってすぐ、メタルの手すりの洗練された階段。すぐ上は食堂。
なんと、スポーツジム。これにはびっくりだわ〜。でも1人しか使ってなかった。
はい、赤いトイレの扉。バークリーのロゴの赤をモチーフにしたのかな。と今さら気がつく私。
はい、赤い水飲み場。何かモダン。
廊下から下を見下ろして。これには、風呂矢、植田、清水講師、3名がそれぞれ懐かしがって、それぞれの時代の思い出を話してくれました。学校の前にあ る、楽器店、ランチをよく食べた場所、コーヒーを買った場所、金欠だった事、時間が無くて、まずいの解っているけどテイクアウトが出来るからと時々行く 店。そんな学生時代を思い出す写真です。私の時代とは随分店が入れ替わっているけど、景色は一緒です。25年変わらなかったのはDunkin Donutsぐらいか(笑)『隣にスタバもあるし、Dunkinは、うっすいコーヒーだと解っているのだけど、安さにつられて行ってしまう、、、(CUE 講師コメント)』そう、大学生は貧乏なんです(笑)。
赤い看板のギターセンター。私の頃にはE.U. Wurlitzerとか、Daddy’s Musicが楽器屋さんだった。E.U. Wurlitzerは、今写真を撮っている私が居る場所の建物の地下にあった楽器屋さん。ここのリペーアーマンにストラトのネックを作ってもらったり、修理や調 整をしてもらった。Berkleeが2004年にビルを買収し、取り壊して新たにバークリーの寮としてこの建物を建てたようだ。ということは、完成までに10年掛かっていることにな るね。
練習室と廊下。
ピアノ練習室。練習している人も居たけど、さすがに写真は遠慮しました。
基本、新入生の寮として立てられた建物ということで、個人の寮の部屋も見せてもらったけど、さすがにプライベートな空間なので、撮影は遠慮しました。
こちらは、食堂。一般にも開放されているらしい。カメラを向けると陽気な学生が手を挙げてポーズ!ノリが若いわ〜(笑)
奥に、キッチンや食器等が置かれたスペースがある。
上部写真の反対側。
そして、メニューのお知らせにポスター。変な所にもお金かかってるな〜。ビックリ。そうか、一般開放してるからか。
150 Mass Ave.の食堂は、どの時代の卒業生に聞いても、美味しく無かったといわれるのだが、、、。ここは美味しいのだろうか?
2階の食堂から一階に下りる階段。
そのまま地下へ移動すると、色んな部屋があるのだけど。まずはレコーディングルーム。
防音トビラ。黒(焦げ茶?)にゴールド、何だかレトロ。
吸音か、反射音の調整の為か、ガラスに細工がしてある。奥に絨毯。ドラムのセッティング等に対応か。
更に奥に進む。
Music Production & Engineeringのブース。映像に音をつけたり、編集作業をしている様子。
と、一通りみて、ビルを出る。Mass Aveを北上します。150ビルの前を通ります。
上にカラフルな宣伝が掲示されています。道がどこぞの黄色いスクールバスに占領されてますが、たまたまです。
一番目立つ高いビル、これがPrudential Center。これを見ると『あ〜、ボストンだ〜』と思います。ですが、今回も中は素通り(横断する必要があったから)したのみ。なぜ「今回も」なのか? それは住んでいたときも学生 にはあまり縁のない場所。時間もお金もないし、学校と家の行き帰りと練習で毎日が終わって行く生活。もしもう一度来る事があったらじっくり見たいです。
生活するのに(さすがにスーパーには行かなきゃ生きられないので)、いつも歩いていた道。Boylston Street.この北側のNewbury Streetは、数々の有名ショップやオシャレなカフェ、世界の食事どころが並ぶ観光名所。映画に出てくるような古い町並みも素敵。女性の憧れ!
しかし、、、今回は私は全く行けず残念。歩くだけでもすればよかった、、、後悔先に立たず(笑)
これ、バークリーの宣伝の垂れ幕なんだけど、解りますか? ベースを弾いている女性モデルは誰でしょう解った方はお問い合わせ欄からご連絡下さい。粗品はありませんが、、、。
はい、またMass Ave. & Boyleson St.の交差点です。
1140ビルに続く、Boylston St. この並びの左側、学生御用達の有名バーガー店、エスニック料理店、ピザ屋、携帯電話会社、そしてバークリーのブックストア(キャンパスショップ)があります。全て、既に私の知ってる店では無くなっていました。
これが、1140 Boylstonの校舎。
私の学生の頃には、最初に紹介した入学事務局のある「内田ビル」なるものは無く、清水講師に後から確認したら、現在は一部のプライベートレッスンの部屋を 除き、内田ビルにギター科が移動しているらしい。私の頃は、この建物がギター科のメインビルだった。風呂矢講師の時代は私より10年位後だけど、ピアノ科もここだったとのこと。ピアノ科は今はどう なんだろ?
夜はこんな感じ。
1140ビルを右に見て、南を見た、Hemenway St. この先に住んでいました。学校までは徒歩5分以内の距離。走れば2分(笑)。楽器を背負っていたら走れないけど、宿題の締切で徹夜明けの昼寝に帰 るのに最適な距離。女性でもギターを背負って、カートにギターアンプを載せて、ごろごろ引きずりながら学校まで何とか行ける距離。学校に近く夜中も練習で 小さな音を出せる場所ということで1人でstudioに住んでいました。当初の予算よりはちょっぴり高額なアパートだったけど、ルームメイトの入れ替わり に気を揉む必要も無く、この立地に救われる事多かったです。その分食生活にしわ寄せがきて、いつ何食べてんだかわからないぐらいめちゃくちゃだったな〜。 良い思い出です(笑)
すりガラスのむこうにミーティングスペース。20名位が座れる椅子と長テーブル、モニターがあります。
キャンパスツアーの最後は、内田ビルに戻ってミーティングスペースで大きなモニターを使いながら、各科の紹介、得られる教育内容の説明があり、学校での生活等の質疑応答があり。1時間位はかかりました。父兄から沢山の質問が出て、ボランティアの学生から丁寧な説明がありました。
ということで、1日目の昼間の行動は終了。次回は、夜のライブコンサートへ続きます。
- 2024.08.09
- 2024年8月25日(日)軽音楽部ライブのお知らせ
- 2024.08.08
- 2024年軽音楽部バンド紹介③ ヤマビコずんずん
- 2018.04.05
- 留学、しませんか? (名古屋 音楽留学)
- 2015.09.26
- 坂本和紀ドラムクリニック終了しました♪
- 2022.08.26
- 軽音楽部ライブ延期のお知らせ
- 2022.07.12
- 2022年軽音楽部バンド紹介その2♪STELLA
- 2020.10.10
- アレクサンダーテクニーク【演奏お悩み改善】ワークショップのお知らせ♪
- 2018.06.29
- アレクサンダーレッスンに関しまして
- 2023.05.24
- ジャズの始めかた
- 2023.01.19
- ヴォーカル科に新講師をお迎えしました♬
- 2022.06.02
- 2022年5月のジャムセッションでした♬
- 2022.03.29
- 2022年3月のジャムセッション♪
- 2010.10.11
- L.A. Diary 概要
- 2001.03.02
- L.A.diary(まえがき)