2013.12.09
荒井貿易の荒井さんとのミーティング♪
名古屋にある荒井貿易(株)の創始者で現在会長である荒井史郎さんにお会いしてきました。
荒井さんは、ご自身がクラシックギターの演奏者であり、ギターが手に入らない時代から日本のギター界の発展に貢献された方で、彼なくしては今の日本のギターの発展は無いといえる人物です。
とても優しい笑顔で出迎えて下さいました。沢山音楽業界の裏話を聞かせてもらい、ビックリしたり感心したり、、、、。
事前に自伝の本を読んで行ったのですが、話していると本当に、クラシックギターの世界では「とにかく凄い人!」というのが理解出来ました。
エレキを演奏する私にとっては、荒井さんは楽器商としても、ギタリストなら知らない人はいない世界中の楽器企業のトップと「お友達で、家に遊びに行く」関係であり、世界中の多くのギターの製作会社に自身のノウハウ(演奏面も製品開発面も)を伝えて発展に尽力したり、世界中のあらゆるジャンルのトップギタリストの面倒なんかも見ていて、仰天する話しの連続でした。
そのうちの一つに、東京と大阪のみ公演して、名古屋は素通りする予定だった海外からのギタリストのコンサートを開く為に、「全責任を自分が負う!だから、テレビもラジオも宣伝だけはよろしく!」とメディアをも巻き込んでしまう情熱と潔さ、そしてそれを成功させてしまう実力。それだけに留まらず、そうやって動員数が増えて儲かるようになると他の企業がやり始めるから、そうしたらもう次の案件に取りかかっている、、、という。 う~ん、さすがです。
もちろん、戦後の激動の時代を生き抜いて来たり、輸出・輸入が関係するために、為替に翻弄されたり等、苦労は多々あると想像出来ますが、「ギターへの熱意」一本で、多くの人を巻き込み、それをビジネスとしても成功させ、皆を幸せにしてきた生き方には非常に感銘を受けました。
私も、自分なりにそんな人生を送りたいと思いました。
いつまでもお元気で長生きして頂きたいです。
当日は、守山区在住のギターネイル・ピック制作者の北川さんと一緒に伺いました。ギタリストの矢橋さんご夫婦が途中で合流し、ギタリスト談義に花が咲きました。後ろに何気なく飾られているギター、1800年代製で、1800万円というものがさらっと置いてあるショールームでした。
有意義な一日でした!