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2000.08.31

Scott’s Private Lesson

昨日、GITにてScottのレッスンを受けてきた。MIのビルに入るまでが、10年憧れていたギタリストとのマンツーマンということで、心臓が飛び出そうにドキドキ-していたが、2Fに上がっていくと、物凄い斬新なギターが聞こえてきて胸が踊った。予定時間の5分前について中を覗くと「Hi Shiho, come in and sit down, I will finish this class in 5 minutes for you!」と人なつこい声で言われて緊張から解放された。(少なくても、今日は機嫌が悪くないか疲れていないようだ。よかった、、、と思った)。オープンカウンセリングの後だったので、「他の生徒が残って見ててもよいか?それとも完全なプライベートが良いか?」と聞かれ、どっちでも良いと答えると、ドアを空けたまま、二人の生徒が残った状態で始まった(でも殆どプライベートレッスンと同じことだった)。1時間のレッスン中とても優しく丁寧に教えてくれた。

Dr. Hee(Trio Version)をTranscribeしていったので、それを見てもらった。ほとんどコードは合っていたが、彼のボイシングがやっぱりちょっと普通じゃ無いので幾つかを直してくれたが、本人はベースの音とか全然覚えて無かったので、私が拾っていった音をたよりにストラクチャーを考えてた(トップボイシングのみを考えてこの曲は弾いているらしい)。どういう風にこういうチェンジを作ったか?と聞くと、「メインはベースラインの強力な動きとトップは自分の耳で聞いて気に入ったボイシング」とのことだった。ボイシングも全部教えてくれたし、自分の好きなボイシング(主にメロディックマイナーモード)でルートを変えるといろいろな複雑なボイシングになる事をおしえてくれた。30分ぐらいで済んだので、レゲエでマイナーブルースを一緒に演奏した。ぶっ飛びフレーズ弾いて居た。Jean Marcと -ほぼ同じコンセプトだったが、本人はさすがに本家本元という演奏を炸裂させていた。なんか生徒にいつもレコーディングされているのでいやだよ、、、と言っていたが慣れているので必殺フレーズが出捲り。後から本人がスケールをゆっくり弾いてどこでコードストラクチャーを変えているか見せてくれた。ホントに素晴らしい先生だった。時間をかけて、これをコピーして使えるようにしなさいといわれた。演奏中も隣でScottが弾いている姿を見るとまるで夢のようだったし、意見が合って目を見合わしてお互いに笑ったりしている状況はしばらくの間信じられなかった。そして、最後にはレッスン料をいらないと言い Jeff Richmanによろしくといわれた。JeffパワーでFree Lessonということになった。(Scottにレッスンをお願い-したのは、こっちに来てすぐでまだLAMAに入る前だったし、最近も自分で勝手に Scottに今回のレッスンのことを頼んで、やっとOKもらって喜んでいたのだが、最近JeffにScottのレッスンを受けることになったと言ったら、何かのついでに私の事をよろしくいってくれたそうで、これがこの無料レッスンに結びついた、JeffはLAでは有名なギタープレイヤーなので、彼の一言は結構有効のようだ。JeffはScottとレコーディングしたりもしてるし、Scottの人間性をすごい買っている。)また、一応来週でMIもブレークに入るが、いつでもScottのオープンカウンセリングにきて見ていても良いといってくれた。夢のようだ。

なお、今日Jeffと、この事(Scottからどんなレッスンをしてもらったかとか、何分やったかとか、またいつでも来てMIのレッスン見ていて良いと言われたこと)を話していて、彼自身も Free Lessonだったことには驚いていたが、「Yeah, I told you ! He is a really great guy! 」とのことだった。私はJeffにも丁寧にお礼を言っておいた。「君が喜ぶレッスンを受けられたことは僕も嬉しいよ」といってくれた。このオヤジは、LA ではただ者では無い。

-さて、今日もテストだった。「音楽の歴史」はクラシックの作曲家とか曲とか、どの時代の人かとかいわれてもねえ、、、。1セメ目をスキップして入学したので授業を受けてなく、とりあえずMartinのノートをたよりに勉強はしていったが、、、さて、何点とれるかな?何となく私が帰国した後に採点されそうなので、知らないまま帰ることになるかもね。Playのテストもあって、Frank, Jeff,Jean Marcに囲まれてインターバルとか、コードチェンジをもらってアドリブとかやった。いつものバックバンドの人たちが来ていたし、CompingはFGがやってくれた。

おもしろかったけど、「わー。FGがCompingしてる。その上で私がギター弾いてる〜!!」と舞い上がっていたので(緊張はしていないが、うれしくてドキドキしていた)はじめから爆発フレーズ弾いてしまったが、まあテストなのでそんなに長い間演奏するわけではないし、向こうが指定したスケールを聞かせれば良いと思ったので、まあ良いか、、、と。他の生徒のCompingは殆どJeffがやっていたらしいが、なんで私の時はFGだったのだろう?しかし、アドリブは結構弾き捲るわりにインターバルが弱いと指摘され(言われなくても自分が一番よく解っているってば、、、)しばらく、これを練習しなさいといわれた。とくに、5th、6th、7thinterval(大きいインターバルやね)。一生懸命考えて弾いていたら、パターンで覚えるようにすると楽だということだった。 1弦に3音ずつのパターンをFGはよく使うが(Berkleeは途中で二音にしてポジション移動をしない)、このインターバルこそ、このパターンで模様に見えるようにしないとダメなようだ。(良い課題をもらったと思っている)。

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