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2011.01.25

2011年生徒発表会でした☆

2011年度の発表会が行われました。

今年は全部で22バンドが出演。ロック、ジャズ、ファンク、フュージョン、オリジナルと、今回もバラエティーに富んだ演奏が繰り広げられました。

ギター科、ドラム科、ベース科、ボーカル科、理論/作曲科の生徒達を中心に、ゲストボーカル、ゲストピアニストと講師、また今年も旧スタッフが助っ人を引き受けてくれました。もちろん現役スタッフは大忙しです。

リハーサルは、例年は1週間程前に行うのですが、今年はスケジュールの都合で前日になった事で、各生徒さんの仕上り具合を心配していましたが、当日はその心配も吹き飛ぶ程、素晴らしい演奏が飛び出しました。

例年以上に生徒さん同士のバンドは事前に何度かリハーサルを自主的に行っていましたので息の合った演奏が聞けました。
また、講師が入るバンドは前日の全体リハーサルまで合同練習が出来ないのですが、多くの生徒が前日のリハ(では多少!? 危なっかしい所もあったのですが)を録音して帰り、当日までの24時間でキチンと調整して見応えのあるステージに仕上げていたのが一番感動しました。

また、今回はピアノとキーボードに風呂矢さんを迎え、素晴らしくて、息を飲むような演奏に酔いしれました。私も一緒に演奏させて頂きましたが、講師のリズムセクション+風呂矢さんという最強タッグでとても気持ち良い演奏をさせて頂きました。

ゲストボーカルのお二人も、去年より格段にレベルアップしてバンドに息を吹き込んでくれました。曲によって、力強く、繊細に、ムーディーに、元気に、渋く、ダンス等も飛び出して、飽きさせないステージの立役者になっていました。

当日はリハ無し、本番一発なのですが、去年辺りからほぼ全員の生徒に何らかの裏方仕事が分担されています。セッティング、タイムキーパー、ビデオ撮影、写真撮影等。また、集合時間には30分も早いのに、搬入を見越して手伝いに来てくれる生徒も多く、いつも嬉しく思っています。もちろん搬出も「手伝って、、、」と言わずとも。すごいなぁ、CUEの生徒☆

全体の流れとしては、今年は去年の反省もあり、セッティング時間を短縮する為と司会とのスムーズな連携の為にタイムキーパーを配属。テレビ局のADのような役割で、タイマーとカンペを使っての時間管理を徹底しました。そのおかげて何と途中で時間が巻いて、休憩を10分延長するという、去年までには考えられないスピーディーな舞台転換が可能になりました。

その影には、前半、中盤、後半と自分の演奏時間以外に割り振られた生徒達が、きびきびとエフェクターボードを運んだり、音が出るまでのプロセスを手伝ったり、音量について指示したりという素晴らしい働きが有りました。自分がステージに立つとき、これほどまでにスムーズにお手伝いしてくれる仲間がいると演奏に集中出来ます。そのありがたみが解るから、自分が係の時もベストを尽くす。なんと素晴らしい連携プレイ。

そういう環境を作って行きたいと考えて企画した発表会も今年で4年目。1年目は大声で指示を出しながら自分が全ての係をこなさなければ!!
という気負いとプレッシャーの中でもがいていた事を考えると、もう生徒達にやってもらう事は十分な気がします。後は、もっと楽しくてワクワクするような企画、更に楽しくて和やかな雰囲気を皆の提案を受けて作って行けたらと思っています。

今回の裏方の時の生徒の印象は、写真係も積極的に動いてくれましたし、ビデオ係は常に担当の誰かがビデオカメラの横に付きっきりで立ち続けていました。その係が発表会が終了して打上げが始まるまでの間、電池切れでロフトでぐったりしていたと聞き、心からありがとうと伝えたいです。今年はフラッシュメモリーのハイビジョンカメラを導入したので振動でHDが飛ぶようなトラブルは無かったのですが、責任感の強い生徒達はそれでもしっかり任務を遂行してくれました。(来年はゆっくり座れる場所を確保してあげたいです)

一番印象に残ったのは、どの係も楽しく笑顔が絶えない感じで仕事を楽しんでくれている事でした。実際、当日の為に睡眠時間も惜しんで練習やリハーサルをしてきているのを知っていますし、何バンドも掛けもちの生徒さんはそれぞれのバンドのリハーサルが1日に3つ入っていることもありました。仕事が終わって駆けつけてからですから、相当過酷なスケジュールです。そんなこんなで、皆の疲れもピークだったと思いますが、みんな笑顔の絶えない、温かい雰囲気は健在でした。

その理由の一つは、やはり軽音楽部に因るものだと感じています。ジャムセッションでもちょこちょこ顔を合わせるし、一緒に演奏もするので顔見知りなのですが、同じメンバーと半年間に同じ曲を演奏して高め合っていくプロセス、仲良くなっていくプロセスを楽しめるのは軽音楽部の最大の魅力です。

裏方スタッフを選出するとき、40~50代の方にも10~30代生徒と同じように裏方仕事をお願いして気分を害すことがあるかも、、、、と心配していました。しかし、実際当日になって蓋を明けてみると、例えば今回はタイムキーパーを年齢が上の方を中心に2人セットで選出させて頂いたのですが、和気あいあいと、もの凄く良い笑顔で楽しんでおられたり、トラブル発生の時に、笑顔で『トラブル発生』のカンペを大きくお客さんに向けてアピールしたり(笑)少年、少女のわくわくした雰囲気が感じられて、とても嬉しかったです。軽音つながり恐るべし。私が思っているより相当深くお互いを理解し、発表会の趣旨を楽しんでいるようでした。

新入会の生徒さんは、是非軽音楽部で面白いキャラの皆さんとお友達になりましょう☆(話はズレましたが、、、)

セッティングに関しては、年々レベルが高くなって来ていて、今回は出音が確定して、音量決めまで責任をもって対応していた事と、終わったバンドの機材をあっという間にステージ外へ持ち出し、控え室まで運び、なんとケーブルを丁寧に巻いてあげていたり、、、(驚き)
音が出ないとなると、数人が駆け寄って原因を究明したり。殆ど私が指示を出す瞬間はありませんでした。

打上げでは、「ジャズギター科を中心にジャムセッションをレッスン外でも有志を集めてやっていきたい」という声が上がっていました。もちろん、どんどんやって欲しいと思います。お手伝い出来る事があればなんなりと。実際、MIXI等の研究型ジャムセッションにしょっちゅう参加している生徒さんも居るのですが、CUE的なアカデミック、且つ楽しくワクワクというのを立ち上げるのも面白いですね。
CUE以外の音楽好きな人も巻き込んで、名古屋、名古屋以外の人たちともどんどん音楽の輪が広がって行く事、沢山の前向きな仲間に囲まれてCUEで体得した事を生かして行って欲しい。それが私のCUEを作ると決めた時からの願いです。

前向きで向上心を忘れない生徒達と、一流の腕と生徒への大きな愛情をもつ講師、責任感のあるスタッフ、サポートしてくれるゲストの方々、毎年楽しみに見に来てくれるお客さん。発表会は、「私は本当に、こういう人達に囲まれて幸せだな」とつくづく感じる日でもあります。

最後になりましたが、素晴らしい環境を用意して下さったアルマジロのスタッフの皆さん、ありがとうございました。

個別ライブレポートは、また後ほどアップします。お楽しみに。

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