2011.08.31
軽音楽部ライブでした
8/28(日)に第10期の軽音楽部のライブが開催されました。
会場は本郷のアルマジロ。ここは、毎年1月の発表会に使って来た会場なので初めて参加の生徒以外は演奏経験のある場所です。
今まではCUEのHスタジオで開催されてきた軽音楽部ライブですが、今回はアルマジロでの開催ということもあり、発表会の緊張感が加わってひと味違うライブとなりました。
発表会と軽音ライブの違いは、発表会では数ヶ月にわたって練習を重ねて来た1曲入魂で演奏するのに対し、軽音では半年間バンドとして活動して来た集大成として30分のステージを組み立て演奏します。そういう意味では、軽音ライブはバンドの解散ライブでもあります。各生徒は、それぞれの色々な思いを重ねてライブのステージに立った事と思います。
ライブレポートしたいと思います。
- 初めてのデュオ
ギター2人のDUOです。良くセッションで演奏されるジャズのスタンダードからの選曲でした。
私は、2人ともジャズを本格的に勉強し始めてから日が浅い事もあり、2人っきりのステージがどうなるかと心配していましたが、堂々と演奏してくれました。
「自分の演奏技術を知り、その中で最善を尽くす」事をずっとレッスンしてきましたが、本番の緊張感の中でも、それを忘れずに出来ていたと思います。
気持ちで負けない!のが一番大切な事だと思うので、その部分でこの2人は随分成長したと感じました。危ない部分もあったけど、彼らなりの精一杯の演奏が伝わってきました。お客さんもからも沢山の声援をいただきました。これからも頑張っていきましょう!
- 南風クローバー
高校生、大学生、社会人という年齢差のあるバンドです。ロックが好きなメンバーで編成されたバンドですが、ロックと言っても色々なジャンルが有り初心者も混じっていて選曲に苦労していましたが、リーダーの心配りでライブ前の1~2ヶ月で急激に上手くなってきたのが記憶に新しいです。
紅1点のASKRちゃんのギターの弾きっぷりが堂々としていて良かった。応援団も沢山駆けつけてくれていました。
練習ではみんなコツコツ個人練習に通ってバンドサウンドを良くするように頑張っていました。ドラムゆずるさんもこの数ヶ月で相当上達し、リズムのキレや安定感が増しました。本番ではお客さんには初心者が入っていたバンドには映らなかったと思います。迫力のあるバンドサウンドを聞かせてくれました。
- Yesterdays
ボーカルとギターのDUOで、2人とは思えない分厚いサウンドを聞かせてくれました。アレンジも結構凝っていて、時間をかけて考えて来た事が見て取れました。
ボーカルゆうこりんは今までも色々なギタリストと共演してきていますので今回もますます成長したボーカルを聞かせてくれました。
ギターのFさんはアレンジのブレインとしてアイデアを出し切っていました。2人が故のギターでのタイムフィールのコントロールについてレッスンでも研究していましたが、その甲斐あって本番ではグルービーな演奏が飛び出していました。安心できるリズム、アレンジのスパイスが利いていて楽しく聞かせて頂きました。
- Air
CUEボーカル科山本講師と、ギター科長谷川講師のDUOです。
最近になって急遽参加ということになり、ジャズを交えて曲数は3曲でしたが、アコースティックナイロンギターとボーカルでミニマムな編成ながら独特の雰囲気を醸し出していました。山本講師の歌は久しぶりに聞きましたがやはり良いですね。ギターをぐんぐん引っ張って行く牽引力がさすがだと思いました。長谷川もそれに応えるように演奏していました。
かなりコンテンポラリーなアレンジでの曲を選曲していました。生徒達には良い刺激になったと思います。
- 銀シャリ
これも年齢差のあるバンドですが、ボーカルの赤オニちゃんが加わった頃からバンドサウンドがまとまり始め、仲良く練習に励んでいる姿を見てきました。
レッスンでリズムの噛み合い方をトレーニングしてきた甲斐があったようで、本番では、丁寧かつ大胆なバンドサウンドとカッコ良く噛み合ったグルーブを聴かせてくれました。
ダイナミクスのコントロールも良かった。また、曲のメリハリを大胆に表現していて聴き応えありました。私はお酒を飲みながら聞きたかった!
- ピッパ
ジャズギターDUOとか、ファンクロックドラムを経験してはいるものの、バンドでジャズは初めてのメンバー達。
ラテンとスイングが交錯する曲、ジャズブルース系、キメの多い4ビートを選曲しました。一番大切なのは気持ちを込めて一音一音を大切に、感情を込めて演奏する事、
人の音を良く聞いて、その時その時に反応して必要だと思う音を弾く事。インタープレイこそジャズの醍醐味。そんなリハーサルを重ねてきました。選曲自体は難しい曲は少なかったのもあり、メンバーの掛け合いの楽しさや一音入魂プレイはお客さんに伝わったのではないかと思います。
- ガンバレBears4
かなり難しい曲を多く演奏していました。テンポが速い曲、リズムが複雑に変わる曲、コード進行やキーチェンジが激しく小節毎にモードの変化を弾き分けなければならない曲等。特に軽音ライブでは全曲暗譜が必須なので、少し心配しながら見ていました。
でも、本番では各自の弱点を補いつつ、崩壊しないように上手く組み立てていました。
このバンドは簡単な曲であればかなりの名演をするメンバー達なのですが、少し選曲が難しかったかな?と思う部分がありました。チャレンジと良いライブのバランスは難しいですが、これからも難しい曲でも一音入魂プレイがキマるように精進して行って欲しいです。
全体的には、トリにふさわしい堂々とした演奏を聞かせてくれました。
終演後に打上げを行いましたが、どの出演者も演奏の感想や自分の課題をメンバーと話し合っていました。もちろん「楽しかった~出し切った~」という部分が一番重要ですけど、自分のプレイに凹む部分も大切だと思います。やはりお客さんの前で演奏し、評価をダイレクトに感じる経験は大切だと思います。
これからも軽音楽部の活動が、そんな経験の場になる事を願っています。
最後に、参加の生徒さん、お客さん、アルマジロのスタッフの皆さん、CUEスタッフ、ありがとうございました。お疲れさまでした。
次回の軽音楽部ライブは3月を予定しています。部員募集は9月から開始します。
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