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2000.08.27

LAMA今週の出来事

LAMA生活も終わりに近付いてきた。金曜でクラスやアンサンブルの授業は終わり(プライベートレッスンは残っている)、来週はテスト(未だに何が出題されるのか先生が言わないために不明な物が多々ある)。理論作曲(FG),Improvisation, Milesのsoloのコピーをしてそれを弾くDrop 2 Voicing(JR), Chord tone arpeggio, Diatonic Interval play(JM), Sight Reading(BF)。このうち、月曜は理論作曲のペーパーテストのみ、水曜には20分のPLAYテスト(3人の先生に囲まれてなにやら出題されるようだ)。木曜日は、Sight Reading(15min)。

これに、ロッククラスのテストと、音楽の歴史のテストが加わるが、歴史に関してはノートを借りる手はずをつけたので受けてもよいが、ロックのクラスはなんと私の嫌いなイングウェイの早弾きをやるようだ。やるようだ、、というのは、先生はBerklee卒の若手のLAでは売れっ子ロックギタリストの兄ちゃん(私と同じくらいの年だと思われるが、鍛えた体に入れ墨、ESP(エンドーサー)の派手なギターという出で立ちなので、兄ちゃんって感じ。私にとっては別に良くも悪くもない先生だけど、ロック早弾きの好きな生徒には人気があるようだ。私は、第1回めの授業に顔を出して、Berkleeに二年違いで行って居たことになるね、、なんて言いながら挨拶をかわしたのだが、その日の宿題が「Van HalenのYou Really Got Meを来週までにコピーしてこい」で、他の生徒に聞いたところ、「毎週ヘビメタの曲を1曲ずつコピーしていって弾くクラス」と言うことだった。You Really Got Meなんて、私はヤマハの生徒に死ぬ程教えてきたし、イングウエイやポールギルバートの曲なんて生徒にタブ譜付きで譜面起こしてあげたこともあるわけで、こんなのやってられない、、、。なんと3時間のクラスだし。(そのうち自分が演奏するのは10分。その他は、タッピングとか早弾きの授業か、コピー出来ていない生徒を先生が教えているのをボーっと見てるだけ、、、。という事なので、仮免取りに行ったり、カイロいったり、プライベーレッスンの補講入れたりをするのにこの時間を使わせてもらっていたので、第二回以降の授業には出ていない。(卒業証書は私にとって必要無いので、勝手なことやってますが、ハッキリ言ってこの時間を他に当てたいってクラスの皆も思っていると思う。この時間を使ってジャズをもっと教えるべきだと思うし、空き時間なら他の練習が出来るわけだし。LAMAは学校での拘束時間が長過ぎるので、練習する暇が無い。)ということで、テストも受けるつもりは無い。よって木曜ですべてのLAMA生活が終わる。卒業生も1週間ぐらいは、帰国までに時間がある人が多いようで、その間にセッションが出来たら良いと思っている。NYの友だちに会いに行きたかったが、チケットが異常に高く諦めざるを得なかった。週末を挟まない国内旅行は、航空券鬼高。次回に、週末を挟んだ予定をたてようと思う。(次回って随分先のことになりそうだが)。

来週はテストに加え、恐怖(でもないか)のプラベ3連発が待っている。火曜にScott(GIT),JeffとJean Marcが水曜日。そう言えば、JeffのCDって日本で手に入れるの難しいので、本人から買っておくことにした。タワーで買ったの含めて、6枚。(そのうち二枚は日本のコンセルヴェトアール神戸が出版しているもので、日本製だった。)私が彼にCD持って来てと頼んでおいたので、私を探して居た。訪ねて行くとレッスン中だったが、わざわざ中断してCDを取りに行ってくれ、「日本製のに関しては、日本で買った方が安いなら日本で買ってくれれば良い」と言って居たが、日本の値段は3000円。Jeffは25ドルと言ったので、日本で手に入れるのは大変だし、25ドルの方が安いから今売ってくれといって結局廃盤になっている彼のファーストまで購入した。すると、「ジャケットにサインしてあげるから、ちょっと高価な質の良いペンを買って持っておいで」と言い、「君が来てくれたことによって、LAMAのみんなはとても刺激をうけたようだし、クラスのレベルも上がったよ、本当にありがとう。僕の電話番号とe-mail を教えておくよ。」といって書いてくれた。私も届いたばかりの新しい英語の名刺を渡したら、「e-mailも書いてあるんだね」といってジッと見ていた。彼は、日本のレコード会社などと取り引きがあるようなので、日本に住んでいて先生やってる私にも興味があるのだろうな。彼の生徒の中では弾ける方だし。

Jeffといえば、、、。今週彼のJazzアンサンブルも最後だったので、「好きな曲もってこい」ということになった。皆はリアルブック系の曲をもってきていた。(まあ、当日いわれたので譜面用意する時間もなかったからね)でも、私はこれを言われた瞬間閃いた曲がある。それは、John Scofieldの「Did It」。セッションにでも使おうと思って譜面を持って来ていたが、LAMAの生徒でこれを演奏できる人を探すのは無駄、、、の世界に居た。しかし、今回のアンサンブルは、Dr, Bass共、Berkleeの卒業生、もうひとりのギタリストはLAきってのJeff richman。bassistは、Steve Billmanといって40歳ぐらいの白人(すごく良い人)で、物凄く音楽的でため息の出るような素晴らしい演奏をする。初見も完璧だし、グルーブもインテリジェントだし、ソロはギタリストの上をいく。(うわさでは、余りにも上手すぎてギタリストは彼を雇いたがらないので仕事はあまり来ないらしい。性格はおとなしい感じで、余り自分をプッシュするタイプではない。いつも練習ばかりしている人)。で、ちょろっとコードの確認だけして譜面を持っていった。さて、クラスが始まって暫くしたらJeffがみんなにやる曲を聞いてきた。私がScofieldの譜面があるというと、すぐに見にきた(ちょっと知らない曲なのでやばい、、てな感じだった)。綺麗な完璧な譜面なので、「何処で手に入れた?もらっていっても良いか?それともコピーしたほうが良いか?」と聞いてきた。それあげるよ、コード進行は変だけど、セッションに向いてるから面白いと思うよと私がいうと、他の生徒の演奏聞くのもほどほどに、物凄い真剣な目で譜面をジーっと見てスケールとか考えてるのがわかった。さて、私の番がきて、リズムセクションの人に譜面を渡し、曲の説明をすると、bassistが構成の確認だけをかなりしっかりきいてきた。それがクリアーになると、私がJeffにKey Soloのところでopen solo取ってもらうお願いをして、演奏がはじまった。彼らを試したいわけじゃなく、面白い曲を良いメンバーと楽しみたかっただけ。Jeffがこの曲で苦労するとは思えなかったし、生徒と弾き飽きたスタンダードを演奏するより1曲くらい緊張する曲があっても良いし、上手く弾けたら彼も楽しめると思ったから。少なくても私はこの曲を知っているので彼のソロの時にコード間違えて不快な気分にさせることは無いからね。Jeffには、Open Soloをあげたが、私は2Chorusにしてもらった。だらだらと、つまらないソロを弾きたく無かったからだ。こういう複雑なチェンジの曲ではコンパクトにまとめた方が良いと思っている。(私にはネタがそんなに無いが、Jeffのネタはたくさん聞きたかったので。あと、自分でMDに録音して楽しむには自分のへたくそなソロが短い方が音楽として楽しめるしね。(笑))

出てきた演奏は、1発勝負の物凄い緊張感に満ちた素晴らしい演奏だった。リズムセクションは、多少16分と8分のAnticipationが違ったところもあるが(譜面が細かすぎるのでこれは仕方ない)リズムセクションとしては申し分ないし、Jeffのコードワークもソロも初見とは思えない完成度だった。もちろんミストーン無し。ひょえーアメリカ恐るべし、、、、。私がここまで行くのにあとどれくらい掛かるのだう、、、、。終わって、緊張感から解放された Jeffが、「爆発フレーズひいてたじゃん。良かったよ。この曲思い出したよ。良い曲持って来てくれてありがとう」と言った。また「譜面もらって良い?」と聞いてきた。どうぞ。といってクラスが終わった後、譜面台を見るとリズムセクションの二人も譜面を持って帰ったようだ。みんな、もっと上手い人達とこの曲を演奏することでしょう。しかし、この譜面本当に良く書けているものな。帰りに「Your solo was great ! Thanks」というと嬉しそうにして「Oh, Thanks. See you tomorrow !」といって帰っていったJeffであった。

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