名古屋の音楽教室キューミュージックラボのブログです。レッスン内容やアンサンブルレポートなど更新中。

6/6(日)に、半年に一度の軽音楽部のライブが行われました♫

約３ヶ月の練習期間を経た７バンドの演奏が繰り広げられました。軽音楽部に何度か参加してくれている生徒さんも増えてきましたが、今回初参加の生徒さんも沢山居ました。曲も、ロック、ファンクロック、ジャズ。編成もDuoからバンドまで。様々なバンドが、素晴らしい演奏のみならず、ステージの流れを考えた MCや進行で楽しませてくれました。

任意参加のイベントなのですが、今回２５人の参加があり、当日はOBの生徒やスタッフ、一般のお客さんにも来て頂いて、立ち見でさえスタジオに入りきれず、大盛況で嬉しい悲鳴でした。

出演バンドを順に紹介していきます。

トップの写真のバンドは、『デカビタC７』ジャズバンドです。スタンダードを中心に４曲演奏しました。ギター３人とキーボードが一曲づつリードをとって、スイング、フォービート、ボッサ等で、それぞれのプレイヤーの個性を感じるプレイをしていました。ドラムのくまこさん、良いグルーブで土台を支えてくれました。普段はロックやファンクを演奏しているジャズ初心者が多いバンドでしたが、本番ではなかなか良い演奏が出来たと思います。

音楽の良さを追求するのに、ロックもジャズも無いな、、、と再認識できるバンドでした。管理人も楽しく演奏に参加しました。

トリを飾ってくれたのは、ファンキーロックバンド、『レッドホット木原さん』

直前のリハを見に行ったとき、グルーブについてのアドバイスをしたのですが、本番までに見事にそれをモノにして、圧巻のグルーブでお客さんを圧倒していました。ファンクロックはグルーブ命。追求の仕方でここまでキマるサウンドになるんだ！という良いお手本になったと思います。演奏も熱が入っていて、ギターのエッジの効いたカッティングとベースのキレ、気持ちよいグルーブ。聞いている方がこれだけ気持ちよかったので、演奏している方もそれ以上に気持ち良かっただろうと思います。特筆すべきは、ドラムのマル君。高校生とは思えない、切れのある16ビート、ツインペダルのドラミングを披露。社会人の大人と同格以上の演奏でバンドの要になっていました。

このバンド、外のライブハウスでの演奏が決まっているようです。そちらも頑張れ～！

さて、次はサックスとギターのDuo

CUEになぜ、サックスの人が居るのか？不思議に思う方もいらっしゃるかも。実は彼は音楽理論科の生徒で、ジャズ理論を学んでいます。彼はジャズを沢山演奏して来ているので、CUEの若手のホープギタリストとのDuoは今回の目玉でした。

管楽器＋弦楽器Duoならではの、深みのあるハーモニーで、繊細で心地良いギターのハーモニーと、力強くかつ、時には繊細なサックスの演奏に、普段Jazzを聞かないお客さんも素直に良い音楽だなと思ってもらえたのでは無いかと思います。

スタンダードを演奏してくれましたが、ギターのボイシングも２人とは思えないリハーモナイズがちりばめられていて、聞きごたえ十分でした。

ロックバンド、『カルペディエム』。激しいロックの曲を、パワフルに歌いこなすボーカル、一体感を追求しているバンドのサポートもあり、バンドならではのサウンドが爆発していました。

このバンドも軽音初参加のメンバーが３人いましたが、練習も週１位で黙々とやりつつ、バンドの結束を固めていました。練習中のメンバーの音楽の追究に真剣な様子が、受付での会話を聞いていて伝わって来たのを思い出します。

オヤジジャズDuo、、、とバンド紹介では自虐ギャグを飛ばしていた『Shimmer & Nino』

スタンダードや有名な曲のカバーを演奏しました。といっても、普通のセッションじゃ面白く無い！と考え抜いて、もの凄く凝ったアレンジの編曲で演奏していました。代理コードが沢山入っていたり、スタンダードをファンク調で演奏したり、通常４ビートで演奏する曲ををラテンにしたり、フュージョンの弾き倒しの曲もあり。テンポや曲想を替えて、２人で、音色的な変化がそんなにある訳ではないのに最後まで飽きるどころか見入ってしまう演奏でした。

このバンドの、自分たちも楽しみたいけど、お客さんを楽しませたいという観点での選曲や、アレンジのアイデアは素晴らしかったです。

ロックバンド『梅ZaRaMe』

ボーカルとギターの１人が軽音初参加だったのですが、初回の練習をを見に行った私としては、この本番の演奏が飛び出した事に感動ひとしおです。ボーカルも練習を沢山してきて、大音量のバンドの中に居ても声がお客さんにストレートに届くようになり、この数ヶ月で格段に上達して嬉しかったですし、何よりも初級者が多いのに、みんな仲良く楽しく練習に来て問題の部分をしっかりリハーサルしていた事が印象的でした。なので、当日は演奏もとても良かったですが、演奏に負けずMCやステージ構成等、これぞロックバンドのコンサート！というライブを見せてくれました。

ギター２台での演奏をしてくれた『DLL』

この２人の醸し出す雰囲気で会場が幸せな空気に包まれるという不思議な魅力を持ったDuo。会場中のお客さんが揺れていました。

２人、それぞれバンドを経験して来ていますが、Duoには初挑戦でした。練習が始まって間もなく、メンバーの１人が出張の為に東北地方に１ヶ月滞在しなければならない等、物理的に練習時間が取れない中で、ベストな演奏をしてくれたと思います。

次の軽音でも、また違うメンバーと楽しい演奏を聞かせてくれたらと思います。

さて、こんな感じで演奏をしたあと、有志の方とささやかな打上げを行いました。

帰られた方も居るので、全員では無いですが、みなさんお疲れさまの笑顔です。一度軽音楽部に参加すると、参加者は皆友達となり仲良くなって、他科の生徒さんでもレッスンで会えば、話が弾みます。

音楽はやはり、仲間が大切。こんな軽音楽部が賛同してくださる皆さんの力でずっと続いて行くと良いなと思っています。