名古屋の音楽教室キューミュージックラボのブログです。レッスン内容やアンサンブルレポートなど更新中。

ご無沙汰しておりますが、ただいまLAに滞在中です。なんと９年ぶりにパサデナ辺りでうろうろしております。

こっちに来たのが水曜日。空港でレンタカーを借りてパサデナで留学中の鈴木と会いました。彼女とは半年ぶりで会ったので、積もる話などいろいろしつつ、必要な物を買い出ししつつ最初の二日間は過ぎていきました。

金曜にJeff Richmanの家でプライベートレッスンを受けてきました。

やはり、以前と変らず、温かく迎えてくれ９年ぶりに（というか数年前に一回彼が日本に仕事で来た時に会っては居るが、、、）一緒に演奏出来た事を本当に嬉しく思う。そして、私がリクエストした曲をいとも簡単にJeff節で丁寧に料理して行くのを見て、ため息の連続だった。やはりこの人はアーティストだなと、、、。ギターの先生としても素晴らしい人で、レッスンの前日に電話したら、『君の為に僕の曲を用意してあるから、それを一緒に演奏しようと思う』と言ってくれていた。わざわざ日本から来る事を喜んでくれているようで嬉しかった。

そして、もう一回今度の金曜日にもレッスンをしてくれることになった。今回もらったチャートを練習して、またいろいろ教えてもらおうと考えている。

日本に帰っても、モチベーションを落とさずに、こんな風に弾けるように練習に精進したいと思います。

それから、現在私はDaveというアメリカ人ギタリストの旧友の家に居候になっています。彼とは、私がLAMA時代にパサデナのStar Bucksとかで一緒に演奏した仲。よく、彼のこの家にもジャムセッションしに来た場所です。なつかしい。

彼は、昼間はピアノ調律師をしていて、夜はギターリストとして活動しています。忙しい人で朝早くから夜遅くまでもの凄いパワフルに動いていて、私より年上とは思えないバイタリティーで圧倒されます。

私は、昼間彼が居ない間は、彼の練習セット（ギターアンプとか、バッキングマシンとか、PCとか）自由に使わせてもらっています。

また、夕方帰って来て、ギターの仕事に行く前に、『セッションしよう！！』と、誘ってくれ、Jazzのスタンダードとか片っ端からジャムしています。今日は彼が思ったより早く帰って来たので４時間程演奏しました。さすがに頭が飛んでくる、、、。

彼は素晴らしいギタリストで、9年前も上手くて尊敬していたけど、今回もっと上達していた。多分、お互いにそう感じていると思うけど、、、、そう思いたい（笑）

やっぱ、たまにはアメリカに来て刺激を受ける事は素晴らしいな、と感じている今日この頃。

そして、今日はThe Mintというジャズクラブでこれまた旧友でWest Hollywoodに住んでいるEvrenに会うことが出来ました。彼もLAMA出身で、ベーシスト。最近は自分のレーベルを持ってプロデュースとか、そういうのもやっている様子。彼とも９年ぶりに会いました。彼は会った途端に以前と変らずハグしてくれて、お互いの近況を話し合った。

彼の友人２人とも話しをし、一人は2004年のバークリーの作曲科の卒業生、一人は映画音楽の作曲家でソニーの映画に音楽を付けたりしているとのこと。ここはハリウッド映画が作られている場所なんだよな、、、と改めて感じました。

帽子をかぶっている彼が参加した映画はこちら
HPはこちら

彼ら３人とも出身はトルコだったり、アメリカ人でも両親がトルコ人だったりするのだけど、この厳しいビジネスの世界で音楽をやり続けている姿勢に本当に頑張っているな、、、、と心底思った。

そして、The MintでのJazzの演奏は、凄まじかった。テンポ３００でスタンダーをブロウしまくるサックス、複雑なハーモニーとリズムで絡むピアノ。スイングしまくるドラム。ベースプレイヤーの指は早すぎてアコースティックを弾いているとは思えない。

このクラブはLA内ではトップクラスのジャズのセッションとのことだった。サックスの狂気というか脳みそがぶっ飛んでいるように感じるが音楽的には全て計算され、たゆみない技術の修練によって、十分にあり得るサウンドを放っていた。なんだかアメリカ人の演奏に込めるエモーションの究極を見た。

それでも、彼らみたいなプレイヤーは掃いて捨てるほどいるのがアメリカ。やはり、日本に居るとそういうのが本来の姿ということを忘れてしまう気がする。こっちでは、こんな狂気じみた演奏が無料でそこら中で繰り広げられている。

続きはまた。