名古屋の音楽教室キューミュージックラボのブログです。レッスン内容やアンサンブルレポートなど更新中。

４月になり、暖かい日が増えてきましたが、夜は冷え込むので体調管理の難しい季節ですね。

さて、CUEの皆は元気です。

新しい生徒さんのレッスンも始まってきて新旧の生徒さんがロビーで交じり合いながら、少しづつ仲良くなっていく光景が見られるようになりました。

軽音楽部の練習も始まっています。各バンド既に１回はバンド練習を体験し、このメンバーで音を出すとどんな感じになるのかとか、初めて音を出したけど「なかなかいい感じ、後はどこをどういう風に仕上げていくとより良くなるか？」に焦点を絞ったりして、５ヶ月でどうやってバンドサウンドをまとめていくかを考えながら演奏している姿が見られました。

CUEの生徒は本当に皆、周りの音をよく聞いているし、自分のプレイに良い意味でこだわりがないので、いろいろ試してみて「こっちのほうがいい」と思ったり、他のメンバーに、「今の良かったね〜」と言われると、柔軟に演奏方法を変えていきます。

このような発想の柔軟さや、全体を聞ける耳、恥じらわずにどんどんアイデアを出して実験していく実践力。これこそ、CUEで私が生徒さん達に身につけて欲しいと願い、カリキュラムに取り入れて来ていることです。

今年創業２２年目のCUEですが、古い生徒さんだけでなく、軽音やアンサンブル初参加の生徒さんでも、バンドのメンバー全員が、このように対応をするのが普通の環境にいることで、「レッスンで習ったこと以外は出来ない」のではなく、「自分で考えたアイデアをバンドで試してみたけど上手くいかないから、次回の練習までに、レッスンで講師に他にいいアイデアがないか聞いてくる！」という流れが自然に生まれるのです。

バンドでも、どんなスタイルでの演奏でも、「自分がどうあれば、周りの皆の演奏をより生かすことができるのか？」「家で弾いてた時は良いリフ（やフレーズ）と思ったけど、バンドでやってみたらイマイチ。う〜ん、じゃあ他にどうしてみようかな、、、」「メロディーに抑揚をつけて弾いてみたらドラムとベースが反応した、、、良い感じ！！」とかを考えるのは楽しいことだと思います。

そうなるためには、バンド全員が、「良い音楽を奏でることに焦点を置いて」音楽に向き合っていることが大前提で、自分の独りよがり（好きな曲、好きなフレーズをただバンドで弾けさえすれば良いという考え）の「変な拘り」のあるメンバーが一人でもいると、皆、演奏自体を楽しめなくなってしまいます。

例えば、大学生のバンド活動で若気の至りで衝突し合いながら、時間も十分にあって成長する時期なら、一人ぐらい難しい拘りを持った人がバンドにいても良いのですが、成人して就職し、家庭の事情で音楽とのブランクがある方が、忙しい仕事の合間を縫って「メンバー募集」で集まったメンバーとのバンド活動を始めても楽しめなかったり、続かなかったり、なんとなく人間関係でギクシャクする事が多いと思いませんか？

大人になると、なかなか自分にぴったりのバンドで楽しく音楽を継続することはなかなか大変になることは確かです。ですが、ぴったりのバンドなんてあるんでしょうか？

誰かと楽しく音楽をやるというのは、自分にぴったりのメンバーを探すことではなく、「縁があって一緒にやる人と楽しくやるために、幅広く対応出来る演奏スキルや音楽についての考え方、自分自身への課題を自分で見つけて磨いていくこと」だと思うんです。

また、ロックならロックと、ほぼほぼ好きなジャンルの似ている人同士であれば、お互いに「良いね！」と思える部分はあるはずですから、自分のベストの演奏で相手に応えることで、相手へのリスペクトがあれば、相手からも同じリスペクトが返ってきます。音楽での意思疎通であり、対話ですね。私たちが話し言葉でやっていることと、何の変りもありません。

もちろん、ジャズではコード進行がロックに比べると複雑なので多少の高いスキルを求められることはありますが、基本的にロック好きでもジャズ好きでも、音楽を演奏していることに変わりはありません。メンバーと音で対話をしつつ、その瞬間の自分の持てるベストな演奏をする、、、たったそれだけです。

言うのは簡単だけど、学ぶ事は深〜いのです（笑）だから、音楽は楽しい、そしてハマるとやめられないのです（笑）

プロっていうのは、それにどっぷりハマってしまった人たちだと思います。死ぬまで音楽のことを考え続け、自分を磨き続ける事をやめないで、死ぬ直前まで音楽について考え続けたい人たちなのだと思います。

まさにCUEの講師陣も、そんな感じですね。

ですが、こういう深い学びや気づきを、その楽しさにハマりたいと考える生徒さん方に、どんどん解放していきたいのがキューミュージックラボのカリキュラム。

新学期の季節、「自分磨きマニア」な新しい生徒さん方がたくさん入会して、仲間が増えると楽しいな〜と思う今日この頃です。

へぇ〜と思った方は、是非一度、無料体験レッスンへ！